Storia | 伝説の楽器「アルモニカ」



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尾西 秀勝 Hidekatsu Onishi アルモニカ グラス ハーモニカ グラスハーモニカ グラス・ハーモニカ armonica harmonica glass glassarmonica glassharmonica18世紀イタリアの古文書
 「アルモニカ」は、今から約250年前にヨーロッパで大流行し、モーツァルトやベートーヴェンも曲を書き残したほど有名なガラスの楽器でしたが、最近まで、専門家ですら姿かたちや音色を知らない伝説の存在でした。本ページでは、その謎を解明していきます。
 これまでのどの西洋楽器とも異質なその音色は、幻想的で、神秘的で、天上的な特徴に溢れており、誰もが無条件で夢中になってしまうほど魅惑的な音素材でした。ふわふわと漂うかのような捉えがたいその音色は、余韻の尾を引きながら時空の彼方へ消えていく煙のような存在であり、まるで魔法のようなその調べは、人間に特別な効果をもたらすのではないかと感じさせずにはいられませんでした。実際に、催眠術の歴史はアルモニカと共に始まりました。未知の力を持つと期待させてやまなかったその非現実的な音色は、誰にとっても夢のような存在だったのです。
 良くも悪くも、ヨーロッパ中の人々が熱狂的になり、悪い効果さえあるのではないかと翻弄させられるほどにまで発展してしまい、その謎をまだ科学で証明できない時代であったがために、各地が禁止令を出すことで終止符を打ったのでした。1820年代には、既に幻の楽器となって歴史から消えてしまっていました。
 今から約30年前にその楽器が正式に復刻され、手に入るようになりました。日本では2007年から尾西秀勝がクラシック界で正式に演奏を開始するようになって、ようやくその生の音色が日本で聴けるようになり、その魅力がにわかに注目されています。

ルネサンスの作曲家フランキノ・ガフリオ(1451-1522)著「音楽理論書」(1492年)より尾西 秀勝 Hidekatsu Onishi アルモニカ グラス ハーモニカ グラスハーモニカ グラス・ハーモニカ armonica harmonica glass glassarmonica glassharmonicaルネサンスの作曲家フランキノ・ガフリオ(1451-1522)著「音楽理論書」(1492年)より
 「アルモニカ」は、古くから知られていたワイン・グラスを奏でる「グラス・ハープ」から発展した楽器です。アルモニカ誕生について、後日、詳しく記事化していきます。

19世紀のアルモニカ/イタリア国立楽器博物館(ローマ)所蔵19世紀のアルモニカ/イタリア国立楽器博物館(ローマ)所蔵
 魔法使いのようにガラスを響かせるその発音原理を、後日、詳しく記事化していきます。

催眠術の祖フランツ・アントン・メスメル尾西 秀勝 Hidekatsu Onishi アルモニカ グラス ハーモニカ グラスハーモニカ グラス・ハーモニカ armonica harmonica glass glassarmonica glassharmonica催眠術の祖フランツ・アントン・メスメル
 催眠術の歴史において、世界で初めて治療行為として開始したドイツの売れっ子医師メスメル氏は、「アルモニカ」を催眠術で使用していたことは有名な事実です。英語で催眠術のことは「メスメライズ」、催眠術師のことは「メスメリスト」というのも、このメスメルの名前に由来しています。この催眠術の道具としてなくてはならない存在であったアルモニカの関係を、後日、詳しく記事化していきます。


 アルモニカの謎について、後日、詳しく記事化していきます。


 未知の魔力を持つとみなされたアルモニカが恐れられ、実際に厳しく取り締まりを受けるまでに発展した騒動について、後日、詳しく記事化していきます。


 クラシック作曲家たちがアルモニカのために書き残した曲について、後日、詳しく記事化していきます。

<有名な例>
ハッセ:カンタータ「アルモニカ」(ソプラノ, オーボエ, ホルン, 弦楽, アルモニカ)
ベートーヴェン:劇音楽「レオノーレ・プロハスカ WoO.96」 第3曲:メロドラマ「花輪にくるまれたあなた」(朗読, アルモニカ)
モーツァルト:「アダージョとロンド ハ短調 KV 617」(アルモニカ, フルート, オーボエ, ヴィオラ, チェロ)
モーツァルト:「アダージョ ハ長調 KV 617a(356)」(独奏)
ベルリオーズ:「レリオ、または生への回帰 Op.14-2」(管弦楽)
ブゾーニ:オペラ「ファウスト博士 (1916)」(未完)
ドニゼッティ:オペラ「ランメルモールのルチア」
リヒャルト・シュトラウス:オペラ「影のない女」
オルフ:オペラ・バレエ「抜け目ない男」, オペラ「暴君エディプス王」, 復活祭劇「キリスト復活の喜劇」, 舞台音楽「プロメテウス」


 今から約30年前にようやく復興された幻の楽器のその後について、後日、詳しく記事化していきます。


 1992年に渡ってきた日本第1号の楽器の経緯とその後について、後日、詳しく記事化していきます。


 アルモニカの神秘的な音色は、人間の聴覚にある種の憧れを持たせます。シンセサイザーにおける聴覚的な憧れの1つの源流はアルモニカにあるとも言えます。実際に、人間の聴覚がいかにガラスの音色に憧れているか、日常に潜むガラスの音素材について、後日、詳しく記事化していきます。


 アルモニカの普及が困難なのは、禁止令によって絶滅していただけでなく、その演奏も楽器制作も非常に難しいことに起因しています。誰もが無条件に魅了されてしまうアルモニカの音色が多くの音楽にもっと取り入れられるには、演奏表現に適し、量産できる楽器形態へと開発することが不可欠です。それが実現すれば、世界的に新しいアコースティック楽器が新境地を開くことになるでしょう。そんな楽器開発の計画について、一部をご紹介していきます。